歯と口のトラブル

歯に物が挟まる原因と予防策は?

歯に物が挟まる原因と予防策は?

歯に物が挟まるのがお悩みと言われる方はおられます。歯に物が挟まる原因や、放置してはいけない理由、歯に物が挟まらない予防策などについて詳しくご紹介いたします。

歯に物が挟まる原因

歯に物が挟まるのにはいくつかの原因があります。歯と食品、それぞれ原因別にご説明しましょう。

歯に原因がある

歯に原因がある場合は下記の通りです。

歯の間隔の広がり

加齢に伴い、歯茎が下がってしまう歯肉退縮になる方が多いです。また、日常的に強い力でブラッシングして歯茎を傷めて下がり、それにより歯と歯の間隔が広がってしまいます。

歯並びが悪い

歯並びが悪いと特定の部分に食べ物が引っかかりやすくなります。特定の部分とは、歯が重なって生えていたり、歯の隙間が広い部分です。

歯の形の問題

先天的に歯の形が不揃いだったり、歯の噛み合わせが悪い場合も該当します。歯並びが正しくないため、物が挟まりやすくなります。

食品に原因がある

一方、下記のような性質を持つ食品も、歯に挟まりやすいです。

繊維質の多い食品

肉の繊維や、繊維が多い野菜(ごぼうなど)は歯に挟まりやすく、しっかりと噛まないといけません。

粘り気のある食品

キャラメル、チーズ、チューイングガムなど、粘り気のある食品は、歯にくっつきやすいため、挟まりやすいです。

小さく固い食品

ポップコーンの殻やナッツなどの小さくて固い食品も挟まりがちです。

歯に物が挟まるけどそのまま放置はダメ?

歯に食べ物が挟まって放っておくと、下記のようなトラブルが起きる可能性があります。

その1.虫歯のリスクが上がる

挟まった食べ物を除去しないと口腔内に常在する細菌の餌になりがちです。むし歯の原因であるミュータンス菌は食べ物の糖分を得ると酸を排出するため、虫歯のリスクが高まります。

その2.歯周病のリスクが上がる

食べ物が歯茎に挟まったままでは、歯周組織が炎症を引き起こし、歯周病の原因になります。

その3.口臭の原因になる

挟まったままの食べ物が腐敗してしまうと、歯垢とともに細菌の住処となるため、口臭の原因になります。

歯に物が挟まる対策や予防

物が挟まる効果的な対策や予防についてご説明します。

歯に物が挟まるのを予防するには

物が挟まるのを防ぐには、以下の方法が効果的です。

食事の仕方を工夫する

食べ物をよく噛んで食べると、大きな食べ物が歯間に挟まるのを防ぎます。また、食後にしっかりと水を飲むことで、口内の食べ物を流す効果があります。

歯磨きを実践する

食後すぐに歯磨きをすることで、食べかすを取り除きます。特に歯間は丁寧に磨きましょう。デンタルフロスを使用すると、歯ブラシの毛先では届かない歯周ポケットや歯と歯茎の隙間の食べかすを除去できます。自分に合った歯ブラシやフロスを使用し、それが分からない場合は歯科医師に相談して、ケアをしていきましょう。

定期的に歯科検診へ通う

定期的に歯科医院で検診を受ければ歯や歯肉の健康状態をチェックできます。初期むし歯の状態で発見されると削らずに対処ができます。4~6ヶ月に一回くらいの間隔で、予防のため医院へ通院しましょう。

歯と歯の隙間を掃除する歯間ブラシや、歯と歯の間を山型の毛でしっかり磨くワンタフトブラシが、自宅でのオーラルケアではおすすめです。

まとめ


歯に物が挟まるのは、日常生活でよくあるトラブルですが、その原因と対策を理解しておくと予防しやすくなります。正しい歯磨きの方法やデンタルフロスの活用、定期的な歯科健診を心がけ、歯の健康を保ちましょう。日常生活でも工夫をすれば歯に物が挟まるのを防ぎ、快適な生活を送ることができます。歯の健康を守るために、今日からできる対策を実践してみてください。

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