歯のしくみ
【エナメル質(えなめるしつ)】
歯間部を覆っている非常に硬い物質で、人間の体の中で一番硬い組織です。厚みは1.5mm程。いろいろな外部刺激から守る役割があります。
【象牙室(ぞうげしつ)】
エナメル質、セメント質の内側にあり、エナメル質よりは柔らかい組織のため虫歯の進行が速くなります。象牙質の内部には歯髄(神経)があります。
【歯髄(しずい)】
象牙質の内部にある血管や神経が通っている組織で、一般的に「神経」と呼ばれている部分です。刺激を感じたり、象牙質に栄養を補給する機能があります。
【セメント質(せめんとしつ)】
歯根部の表面を覆っている組織で、歯根膜の線維が入り込んでいて、歯槽骨と歯を結合させる役目があります。
【歯肉(しにく)】
歯槽骨を覆っている組織で、一般的に「歯ぐき」と呼ばれる部分です。
【歯根膜(しこんまく)】
歯と歯槽骨を結び付けている組織です、血管や神経があり、歯や歯槽骨に栄養を与える機能や噛んでいる感覚などを感じる機能があります。
また、噛む時に力が直接骨に伝わらないようやわらげたりする働きがあります。
【歯槽骨(しそうこつ)】
歯を支えているあごの骨のこと。この骨は歯周病などにより溶けてしまいます。