かぶせ物は歯にすっぽりと被せて治す方法です。
下の図のように、歯を全周に渡って削った後に、セラミックや金属で作った義歯を被せます。
かぶせ物が取れる理由
1.接着剤が劣化して力が弱くなって取れる。
2.かぶせ物と歯の間の虫歯が原因で取れる。
3.重度の虫歯で歯を大きく削らなければならなかったためにかぶせ物の接着面積が十分に得られなかった場合。
など色々ありますが、取れた歯は早めに治療しなければなりません。放っておくと、いくつか問題があります。
かぶせ物が取れたまま放っておくと起こる問題
1.かぶせ物が外れてむき出しになった歯が虫歯になる。
2.取れた歯の隣の歯が動いてきたり、噛み合わせの歯が伸びてしまう。
3.取れた歯自体が伸びてきたり、動いてしまう。
4.かぶせ物が取れて噛みにくくなったために反対側の歯で噛み続けた結果、顎の関節が痛んだり、長い期間取れたままにしておくと顔がゆがむこともある。
取れたかぶせ物をそのまま使えることもありますが、上記の1〜3の場合は新しく作り直さないといけません。